香典・弔慰金は誰のもの?

香典・弔慰金は、相続財産に含まれません。

葬儀費用については、第一次的には香典・弔慰金から充当されます。

葬儀費用が香典・弔慰金では足りない場合は、まず相続財産の中から支払い、これでも足りない場合は共同相続人が各自の相続分に応じて支払います。

なお、香典・弔慰金が葬儀費用の額を上回る場合は、一般的には喪主に贈られたものとされますので、喪主の裁量によって分配方法を決定します。

遺骨は誰のもの?

遺骸や遺骨も、限定的な意味で所有権の対象とはなります。

民法上、祭祀財産については、相続財産とは別の財産として、慣習に従って祖先の祭祀を主宰する者が承継することになっています。遺骸や遺骨についても、慣習上、死者の祭祀供養を行う者に所有権が帰属すると考えられます。

では、誰が祭祀主宰者になるのでしょうか?

この点、現在の我が国の慣習上、死亡した者の配偶者が原始的に主宰し、次いでその子供に承継されていくと考えるべきでしょう。

内縁の妻に相続権はあるか?

相続人にあたる配偶者とは、婚姻届を提出した法律上婚姻関係の認められる者に限られます。

したがって、内縁の妻には相続権は生じません。

ただし、亡くなった人に相続人がいない場合には、「特別縁故者」として遺産の全部又は一部を分与してもらえる可能性があります。

では、事実上の夫に妻や子がいる場合、内縁の妻に財産を残すにはどうしたら良いか?

まず考えられるのは、法律上の妻とは離婚して、内縁の妻と正式に結婚することです。

その他の方法としては、内縁の妻に対して、@財産の生前贈与を行うこと、A遺言によって財産を遺贈すること、B生命保険に加入して受取人を内縁の妻にしておくこと、などが考えられます。

連れ子に相続権はあるか?

再婚相手に子供がいた場合、連れ子とは血族関係にないので、子としての相続権はありません。

もっとも、連れ子と養子縁組をすれば、法定血族関係が生じますので、この場合には子としての相続権を有することになります。

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